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WBA世界スーパーフライ級/バンタム級タイトルマッチ観戦記

 

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
(王者統一戦)

第20代 第21代
WBA世界スーパーフライ級チャンピオン / WBA世界スーパーフライ級チャンピオン

清 水 智 信 (金 子) 12R テーパリット・ゴーキェットジム (タ イ)

 

試合会場に入るまで、相手のテーパリット選手の事は知らなかった。
一緒に観戦に来た友人の相当強いらしいと言う話だけ。

会場に入り女子ボクシング、ミドル級の6回戦
亀田家の次男大毅選手の試合を消化。

次の亀田興毅戦は興味がなかったので、セミファイナルの清水戦が私にとってのメインイベント。

私の周りはほとんどそんな感じだった。

 

どっちのリングも赤コーナーの統一王者決定戦。

この前の大毅戦のダラダラの空気とは違う異様な緊張感に包まれた。

両国の国歌斉唱が終わり、いよいよゴング。

 

清水選手先制のジャブをヒット、初回は結構ジャブが当たっている様に見えた。
テーパリット選手は、状態を低く構えてジャブに合わせて左右のフックで清水選手を捕まえにかかろうとする。
清水選手ジャブと右のカウンターを合わせながらいなしていく。

序盤戦はこんな感じ。

清水選手が上背で上回るも、明らかにテーパリット選手の方が体格差があるように見えた。

 

ジャブを喰らっても喰らっても前に出てジャブを返すテーパリット選手。

 

ジャブの機関銃を浴びせる清水選手に対し
テーパリット選手はストレート、フックのバズーカ砲で応戦。

それでも中盤くらいまでは清水選手がポイントを取っていたはず。

 

前半飛ばしすぎたのか清水戦、4、5、6Rは少し体力温存を計ったように見えた。

 

8R。モニターに映る清水選手の顔を見るとダメージが顕著に見られたが
前半のフットワークが戻った。
このまま足を使って、逃げ切れば勝てるよなあ。近くの席で見ていたマニアっぽい男性がつぶやいた。
私もそう思った。逃げろ逃げ切れ!と。

だが清水選手は果敢に攻めつづけた。
回を重ねるごとに、テーパリット選手が清水選手の懐に深く入っていく。

 

9R。あと4R。とにかくそのままそのまま終わって欲しかった。
たった4Rがとてつもなく長く思えた。

そして残り1分を切ろうとする辺りで、ついに捕まってしまった。
テーパリット選手のフックが清水選手にクリーンヒット
清水選手、足を使うも交わしきるだけのスピードが残っておらずロープに詰められ
一気の連打。
ここでレフリーがあっさり試合をストップ。
少し早かったのではないかという声も周りにあったが、既に抵抗出来ていなかったのでレフリーの判断は
賢明だったと思う。

 

最後まで逃げずに打ち合った清水選手は漢だしプロだった。
会場にいる全ての人が感動する試合をしたと思う。
本当に結果は残念だったけど、まだまだチャンスはあると信じている。

 

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

WBA世界バンタム級チャンピオン / WBA世界バンタム級12位

亀 田 興 毅 (亀 田) 12R ノルディー・マナカネ(インドネシア)

 

次の亀田興毅戦。亀田戦を観るのはこれが始めて。

TVで観ている感じでは、さぞすごい応援団がいて会場全体亀田コールとアンチのブーイングが
入り交じっている様なイメージを持っていた。

ところが、国歌斉唱、ゴング直前になっても、しらけたムード。
清水戦で会場が燃え尽きてしまったのか、友人曰く
昔の南海対日ハム戦を観ているような盛り上がらなさだと(笑)

 

挑戦者のバンタム級12位は、選手とセコンド2人だけ。
前のテーパリット選手はセコンドやら取り巻きやら大名行列のような人の多さだった。

 

ああ、やる気ないなあ、これは明らかな噛ませ犬じゃないか。

 

しらけたムードでゴング。

 

 

興毅選手はサウスポースタイルからガードを固め
相手の出方を見てカウンターを狙って行く。

 

マナカネ選手は、興毅選手よりも体が小さく見えた。
パンチも大振りで動きもフラフラしているように見え、序盤にKOで決着が着くのではないかと思いながら
観ていた。

ところが回を重ねる事に挑戦者の手数が増えてくる。
大振りのパンチ、細かくあててくるパンチを織りまぜて興毅選手を攻め立てる。

 

遠くで見ると、挑戦者のパンチが結構当たっているように見えたが
実際はほとんど、興毅選手のガードで防がれていた。

 

適時に興毅選手のストレート、アッパーがマナカネ選手を捕らえるがあまり効いていない。
それもそのはず、興毅選手のパンチは踏み込んで打っていない。

相手を倒すパンチではなく、ポイントを取るパンチ。

 

玄人に亀田興毅を嫌う人が多いのはこう言う事なんだと思った。

 

後半はむしろ、マナカネ選手の攻勢に湧く会場。
全体ではどうか分らないが少なくとも私の周りではそうだった。

終始、興毅選手のガードは固く
時折、挑戦者をロープに詰め左右の連打を見舞うも、同様に体重が乗っていないから
見た目以上に効いていないはず。だが判定やTVで見ると大攻勢の様に見えるんだろう。

 

 

消化不良のまま試合終了。

 

この試合で最も盛り上がったのは、1R終了後に出てきたラウンドガールの国生さゆりさんの登場シーンだった。

 

 

 

地元下北沢ジム所属の清水選手を応援しに行ったので贔屓目になってしまったのは
否めないけれど、とても対照的だった清水戦と興毅戦。

敗れはしたものの、ファンの心を更に掴んだ清水選手
勝って防衛はしたものの、ファンをがっかりさせた興毅選手。

 

それぞれの次戦に期待すると共に観戦記を閉じたいと思います。
拙い文章ですみません。

 

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