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下北沢賃貸市場トレンドレポート 2010.01~05月

下北沢賃貸市場トレンドレポート 2010.01~05月

1.物件の供給数

2009年3月の供給数を100とすると、2010年2月15日時点で280。 例年の倍近い供給状況となった。理由は2009年秋から新築マンションが林立。 一時、新築の供給数だけでも200戸を超えた。例年1~3月に供給される新築物件は多くても 100戸前後なので倍以上の供給があった。

店舗物件に関しては不況の影響で1階の募集が増えた。 今までであれば、家賃が多少高くても空く前に決まり、店舗の入れ替えがあったとしても 気付かれなかったが、今年はシャッター期間が長くあった。

2.物件の供給状況(賃料・条件面)

供給過多の状況が続き、繁忙期中盤(2月半ば)あたりから 家賃が下がり始め、契約条件となる初期費用も従来の敷金2ヶ月・礼金2ヶ月から 築浅は敷金2ヶ月・礼金1ヶ月、古いものだと敷金1ヶ月・礼金1ヶ月の設定がデフォルトになった。

店舗物件も同様、保証金(敷金)の金額が大きく下がった。

 

3.需要

この時期に多い単身赴任需要が、やはり景気の影響で大きく減る。 (入学、卒業シーズンで学生が需要が大きい時期ではあるが、下北沢は駅徒歩圏内に大学が 無く元々大きな需要はない。)賃貸市場全体で見ると、家賃の高いところ→家賃の安いところに動く傾向がこのところ多いが、この時期の下北沢は、家賃の安いところ→家賃の高いところに動く傾向が多かった。

間取りは、1R、1Kが相変わらず多いも平米数は23平米、収納広め、古くても安くてキレイ と言う声が多かった。 2人で住める物件も人気が高かったが、周辺の駅に比べると家賃が高く選択肢も多くないので 選択肢の多い駅で探し直すと言う人が多かった。

店舗物件は、例年同様需要は大きかった。経済状況の悪化で家賃、初期費用などが緩和され 比較的好条件で取引できた店舗が多かった。

4.成約状況

大きな動きは、2月中旬と4月中旬。 新築物件を中心に物件が決まっていった。

5.街の状況

南口にあったスターバックスを始め、チェーン店の撤退が増加。 対して、個人経営の店、特にカフェ形態のお店は増えた。 飲食店は増加の傾向にある中、物販店は減少傾向。

 

6.雑感

これまで、他の地域が悪い中 下北沢だけは賃貸市場が大きく悪化したことは無かったのですが 今年に関しては平均賃料が大きく下落傾向にあり貸し手市場から借り手市場に 傾いた事をヒシヒシと感じました。 需要側の意見、要望を供給する側の貸し主に的確に報告、対応する機会が増えました。 結果的に、借りる方に対しても、貸す方に対しても有益な交渉が出来たのではないかと 思っております。

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