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SHIMOKITA VOICE 【2】54号道路とストロー効果

SHIMOKITA VOICE 【2】54号道路とストロー効果

急に細くなる部分と丸い部分と

小熊: もう一つは、急に細くなるんですね。26mから15メートルに急に細くなるんです。

何でここで細くなるのか、何でここが丸いのか。色々はっきりしないことがたくさんあった
のですが、総合すると、この丸いところというのは別のところにもあるんですね。
丸いところは二つあるんです。丸いところを根本にして、小田急線をまたぐハイウェイに
なる予定だったんです。1966年の計画だと。もともとこの道路というのは、

1946年の、みんな畑だった頃のもので、簡単につくれるだろうと。

そういう道路計画はたくさんあったわけですが。それが2003年に急に浮上したわけです。
おまけに66年に、小田急をまたぐハイウェイにしようということで、丸いところをつくった。
根幹のところというのは、道路の横幅が広いので、太くなっているわけです。
2003年に地下化したにも関わらず太いまんまで降ってきた。
何故細くしなかったのかということがあるわけですが、
私は区の行政の方ともお話したのですが、確たる答えはなく、せっかく計画としてあるんだから、
両翼に植え木みたいなものを植えて表参道のようにしてみたいと言ってて、それは良いんですけども、
100メートルぐらいのものを作って何の意味があるんだろうと率直な疑問だったわけです。
しかも丸いところは、話し合いの末、荷物の集配所にするというプランがあるそうですけど、
荷物の集配所のために全部更地にする必要があるのかというのは、私は良く分からない所で、
行ってみた方は分かる通り、この辺はお店はたいへん密集しているところなんですね。
全部どかして荷物の集配所にするというのはいかがなものなのかということがあり。

 

跡地を利用し緊急車両が入れるように?

あとは、消防上の必要があるということに関しては、跡地を利用して緊急車両が入れれば解決する
問題ですし、せいぜいここをバイパスにして入れば解決する問題ですし。
ここまで緊急車両が入れる事が大事なんだということをおっしゃる方もいらっしゃいましたけど、
ここに緊急車両が入ったとしても、ここが救われるわけではないし、
消火栓をたくさん作った方が予算少なくて済むという議論もあるわけです。
その辺の意味において、果たして合理性があるのだろうかということが色々言われている点な
けですね。しかも後でお話しますが、色々な商店会長の方、地域の方、区議、都議の方に話を
聞いても
「これがベストの案だと思うから、ぜひやりたい」
という声をついに一度として聞くことはできませんでした。

 

地方都市が直面しているストロー効果

最初は反対したんだけど、とか、当時の区は何にも聞いてくれなかった、
結局これをもとにして考えざるを得なかった、みたいな意見が多く。
聞いてくれなかったから、これをもとにして考えざるをえなかったから
この10年付き合ってきたみたいな話も聞きました。

最初のうちはですね、道路らしきものができれば、建築規制が緩んで、
ここに大きなビルを建てる事が出来るという人がいらっしゃったらしい。
10年前は小泉さんの規制緩和の時だったから、道路を作って再開発する
というのは流行りだったけども、今は大きな道路をつくった所は大概寂れて
しまって、地方都市なんかはみんな壊滅しているわけですね。

ストロー効果という、大きな所に吸い上げられてしまうんですね。
全体の経済が伸びている時は再開発していってもいいんですが、
全体が下がっている時に交通の便利を良くすると、選択と集中になっちゃうんですね。

ですから、現在、三陸縦断道とか復興で作るって言っていますけども、
そんなものを作ったら間違いなく、気仙沼や釜石は没落する。
なぜなら、みんな仙台に買物に行っちゃうから。

下北沢でも、昔、石丸電気が出来たことがあったんですけど、
すぐに撤退してしまったわけです。
下北沢の石丸電気なんて誰も行く人いないわけですね。
みんな新宿や渋谷に行ってしまうわけで。
中途半端にでかいビルを建てても、魅力があるのかということになってしまう。
しかもつながる道路がないというのは、私は致命的だと思いました。

その話を率直にすると、地域の方々も
「そういう疑問があるのは良く分かるんだけど、決まっちゃったものだから」
という方が割と多かったわけです。

 

【3へ続く】

 

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