東横線が地下化されてもうすぐ一年!
東急東横線渋谷駅が地下化されたのは、昨年の3月16日。地下化されたことにより、半蔵門線や田園都市線ともエキナカで乗り換えをすることができるようになりました。 しかし!駅構内で乗り換えは出来るようになったものの、東横線の改札〜他社線の改札までは非常に遠く、そして経路も複雑。「かえって不便になった」「迷子になった」などの不満もちらほら聞かれます。 下北沢と渋谷は京王井の頭線で結ばれていますが、下北沢に住んでいる人や職場がある人は頻繁に渋谷駅を利用するのではないでしょうか?そんな下北沢民にとって、渋谷駅の地下化は重要な問題。 果たして本当に巷で言われているように乗り換えは不便になったのか、井の頭線〜東横線の乗り換えで検証してみました。
日時は2月17日(月)の昼12時頃!
まず下北沢駅から渋谷駅まで井の頭線に乗りましたが、乗客数はまずまず。全席人が座っていて、立っている乗客数は座席数と同じくらい。
井の頭線渋谷駅の改札を出たところから、ストップウォッチをセット。ここから東横線の改札までの所要時間を計ってみます。
あとは経路案内の看板に従って歩いて行きます。
案内通りに進んでいたら、ここで一度地上に出てしまいました。
また地下に潜っていきます。
途中にインフォメーションセンターがありました。
やっと券売機が見えてきた!
そして、改札(宮益坂中央改札)に到着。
気になる時間は...
約4分30秒 !!
あれ?意外とすぐ着いた!普通速度の女性の足でこの時間なので、男性なら4分くらいで着くかもしれません。 念のため、この改札から東横線のホームまでの時間を計ってみました。
改札以降はまた経路案内に従って歩いていきます。
途中に「渋谷ヒカリエ1改札」がありました。
この改札の目の前のエスカレーターでさらに地下深くへ入っていきます。(エスカレーターでは歩かずに乗りました。)
もう一度エスカレーターに乗り、東横線のある地下5階へ。
そして到着!気になる時間は...
約2分20秒 !!
【結果】 井の頭線改札〜東横線改札:約4分30秒 東横線改札〜東横線ホーム:約2分20秒 井の頭線改札〜東横線ホーム:約6分50秒 この検証以前に何度も井の頭線〜東横線の乗り換えをしていますが、改札間の移動は思っていたよりも短時間でできることが分かりました。しかし、東横線の改札を入ってからホームに行くまでにも時間がかかり、合計で7分弱(6分50秒)かかっていることも明らかになりました。 「同じ駅内の乗り換えに7分近くかかっているのか!」と考えると少し不便なような気もしますし、「あんな道順でも10分以内なのか!」と考えれば遠いとは言いがたいような気もします。
実際と体感は違う?! 所要時間以外のことで気になったのは、アップダウンや右左折が多いこと。アップダウンに関しては、井の頭線の改札を出てからまず地上に出て、さらに地下道に入ってからもエスカレーターで下って行きます。 経路の長さもさることながら、その複雑さが、「時間がかかる」「不便だ」という体感を持たせてしまうのかもしれません。 その他にも、駅構内の混雑具合が体感に影響を及ぼしている可能性もあるのではないでしょうか。 この日はさほど人の多くない平日の昼時だったので7分で乗り換えることができましたが、これが平日の通退勤ラッシュや休日の日中だったらもっと時間がかかるでしょうし、混雑へのストレスも感じるでしょう。 [message type="custom" width="100%" start_color="#FFFCB5" end_color="#F4CBCB" border="#BBBBBB" color="#333333"]この乗り換えもあと6年の辛抱? 現在の乗り換えの通路は仮のもの。2020年にはより乗り換えのしやすい通路が設けられるそうです。→参考記事:
日本経済新聞「渋谷駅の不便な乗り換え、6年の我慢で解消へー副都心線繁盛記(1)」 (枝朱梨)
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