下北沢で約30年間にわたり愛されてきた小さなたこ焼き屋さん「大阪屋」。丁寧に焼かれたたこ焼きの味はもちろん、気さくなご夫婦の人柄にもファンの多いお店で、建物の老朽化から取り壊しが決まった際は小さなお店の前に長蛇の列ができたほどでした。
私たちウィルステージスタッフも大阪屋のファンで、移転して再びお店を開いてくれたときは本当にうれしかったです。おかみさんもノリノリだったなあ。
先日も冷え込む日が増えてきたし、久しぶりに熱々のたこ焼きが食べたいな……とたこ焼きを買いに行ったところ、どうも大阪屋の様子がおかしいのです。
正面に回ってみると、車のわきにこんな張り紙が。
前回移転する前のご挨拶にあったような、「また別の場所でやりたい」といった旨も今回は特になく。この場所も期間限定の一時的な店舗とは聞いていましたが、どう見ても何かがあったとしか思えません。
この日も、黄色い張り紙の前で親子連れの方が「たこ焼き屋さん、なくなっちゃったね……」と立ち尽くしていました。今後のことも、ご本人方がもうここにいない今となっては尋ねる術もないまま、私たちは突然の大阪屋ロスに戸惑うばかりです。
また別の場所にでも、ふらりと帰ってきてくれたらいいのに。そうでなくても、あのご夫婦があの笑顔でお元気に暮らしていたらいいなと願うばかりです。まずは、今までごちそうさまでした。
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