毎週毎日下北沢を歩いていても、なかなかきっかけがなくて入ったことのないお店も結構あります。
ウィルステージからもほど近い婦人服のお店、「コットンたかの」。午後から急に肌寒くなったので、ちょっと羽織ものを見てみようかと足を踏み入れてみました。
実は以前からこのお店のことがとっても気になっていました。一見すると「マダムのブティック」かと思うんですが、ショーウィンドウにちらちら見え隠れする鮮やかで大胆な色柄がとっても可愛くて、「これは、古着屋感覚で入ってみるべき……?」「意外と掘り出し物があるんじゃないか……?」と外からたびたび眺めていたのです。
中に入ってみると、こんな感じ。「オバチャンが買いに行く店でしょ」って見くびっていた今までの自分、残念でした!ユニクロや無印良品ではきっと買えない、気持ちが軽やかになるような色柄の服がぎっしり詰まっていました。
「たくさん揃っている」なんてレベルじゃないんです、これはもはや「ぎっしり詰まっている」のレベル。倉庫かなと見紛うほど。いろいろ気になるけれど、どこから手を付けていいか迷ってしまいます。
すると、お店のママさんが「どれでも気になるやつがあったら引っ張り出しちゃっていいからね」と声をかけてくれました。「お店の人が見てるとか思わなくていいから。いいのがないなと思ったら出ちゃってもいいのよ」見透かされている……!(笑)
表のマネキンがしている羽織が気になって、と言うと無数のハンガーの中から同じものを色違いとともに出してくれました。「鏡があるから着てごらんなさい」「日本は湿気が多いからハンガーにかけてるだけでシワもだいたい伸びるわよ」「自分で好きだと思ったものを着るのが一番似合うのよ。柄に柄を合わせるのもね、私は好き」鏡を見てみると、やっぱり最初に気になった服が合う気がして、それを買うことにしました。
押し付けがましい接客は嫌だ、という方も少なくないと思いますが、押し付けようにも服の量が膨大で押し付けようがないのが「コットンたかの」の特徴。気になる服があったらまず手にとって、ママさんに声をかけてみてください。とってもマイペースで自由に洋服を楽しめるお店を見つけられて大満足です。ブティック、いいな……(笑)ママさん、またおじゃまします!
LEAVE A REPLY