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佐賀県知事に下北沢のことを教えてあげよう

先日出たあの記事、見ましたか?佐賀県で540億円かけて新しいアミューズメント施設か何かを作られるようです。すごいですね、540億円。

佐賀県知事の山口氏は「とりあえず(東京の)下北沢みたいにしたい」などと展望を語ったそうです。

へえ〜

では一年中下北沢をうろうろしている私から、下北沢が一体どんなところなのか、僭越ながら山口知事に教えてあげましょう!私ってば親切!!

新旧店舗が入り交じる賑やかな商店街

下北沢を訪れる人の多くは屋外にいるような気がします。駅を出て、目当てのお店へ一直線に向かうというより、商店街をぶらぶらしながらお気に入りのお店を見つけて訪ねる、という感じ。下北沢には魅力的なお店が連なる商店街がたくさんあります。

特に興味深いのは、金物屋さんの隣にカレー屋さんなど、新旧店舗が共存しているところ。昔からある店舗をリノベーションしたお店も連日長蛇の列ができる人気店になっています。

古いお店だけでも退屈だし、新しいお店だけでも飽きられてしまう。個人店とチェーン店どちらにもお客さんがしっかりついている。下北沢の絶えない賑わいはこうして絶妙なバランスの上に生まれているんだなあ、と感じます。

老若男女が総出で作り上げる祭りやイベント

下北沢は、地域で長年愛されているお祭りが多いのも特徴です。毎年お盆の頃に催される夏の風物詩、下北沢阿波おどり(令和2年度は中止)では、一番街を練り歩く阿波おどり連の周りにたくさんの方が群がり、その熱気と賑わいで夏を実感します。

節分にあわせて催されるのは「しもきた天狗まつり」。大天狗様と年男・年女が町内を巡ります。縁起物だから、と集まる大勢の人々の表情はいつもうれしそうで、見ている私までついニコニコしてしまいます。

下北沢の新しい恒例行事といえば「カレーフェスティバル」。カレー屋さんだけではなく洋菓子店やコーヒースタンドまでもが参加して、街全体がカレー色に染まります。ジャンルや属性を超えて、誰もが参加できるお祭りやイベントが、一年を通して下北沢の街をわくわくさせています。

街に根付くアート・エンタメカルチャー

下北沢といえば、演劇や音楽を愛する人の集うサブカルチャーの街。毎年12月に開催される、下北沢を舞台にしたサーキットフェス「下北沢にて」では、若いミュージシャンたちがポピュラーミュージックを演奏しながら商店街でパレードを行います。「何だろう、楽しそう」と手を叩いたり一緒に口ずさんだりしながら後に続く人たちが増えていく様子は私の大好きな下北沢の風景です。

街の空き地を休憩所として開放しているリンクパークでは、地面に絵を描けるチョークを提供。子どもたちがのびのびとチョークアートを楽しむ光景は微笑ましく、またちょっとだけ羨ましくもあります。現在は新型コロナウイルスの影響で開放休止中ですが、また楽しめる状況が戻ってくるといいなと願うばかりです。

下北沢の魅力は一言では語り尽くせませんが、こうしていくつか挙げてみても、時間をかけて少しずつ培われたものが人や土地に根付き、花開いているのだなと感じます。

きっとそれぞれの街にはそれぞれの魅力があって、佐賀にも私たちが一朝一夕では真似できないおもしろさがあると思うのです。街の活性化にお金やエネルギーを投資することは大切ですが、他の街ばかりに気を取られたり、短絡的な計画で成功・失敗を判断したりすることがないといいな、と外野ながら思うのでした。

 

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