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緊急事態宣言延長で、下北沢の風景は変わったのか

大型連休を見据えて11日までの予定で発出された緊急事態宣言でしたが、新規感染者数は減るどころか増える一方。案の定、月末まで緊急事態宣言が延長されることとなりました。さもありなんという感じもしますが、実際下北沢の街はどのような状況なのでしょう。そして延長によって何か影響はあるのでしょうか。

まず、下北沢駅前の広場に出てみました。1年前に初めて発出された緊急事態宣言のときに比べれば緊張感は薄めですが、全体的に人出は若干少ないように感じられます。

人通りの多い南口商店街も同様、往来自体は決して少なくありませんが、店頭で商品を物色する人の姿があまり見られず、道に若干のゆとりがあります。

下北沢駅の北側はどうでしょうか。しもきた商店街はこの人通り。閑散としてどこか寂しげな空気を感じます。

ウィルステージの裏にある下北線路街 空き地もこの有様。いつも空席が見つからないほど混雑しているのに、ガラガラでした。

このように人出が減少している理由のひとつは、休業する店舗が増えたこと。昨年、そして年明け以降の時短要請では要請通りのスケジュールでなんとか営業を続けようとする店舗も多く見られましたが、三度目の緊急事態宣言にはもうさすがに疲弊しきったのか、休業要請が出ていなくても休業を選択する店舗がぐっと増えた印象があります。

目当ての店舗が営業していない、もしくは営業しているかどうか怪しいのであれば、商店街が主な観光資源である下北沢に訪れる理由はありません。人流を抑える、混雑を起こさないことで感染拡大を防止するというロジックなのであれば、皮肉にも休業要請には一定の効果があるのだな、と思わざるを得ません。

とはいえ、すべての店舗が休業を選択しているわけではありません。今春リニューアルしたラーメン店「麺と未来」は新しく醤油ラーメンと細麺が登場したとのことで大行列をなしていました。目当ての店が開いていれば出かけない理由がない、それもまた自然な話です。

そして終わりの見えない自粛要請、目処の立たない休業補償に呆れて自粛を放棄し始めるお店も少しずつ出てきています。こちらでは「通常営業再開」「お酒呑めます」という文句を宣伝に使い始めました。当然、往来の人の注目を集めていました。

こちらのお店は割と早い段階から時短も酒類提供自粛も受け入れない姿勢を取っていました。「テラス限定1,000円飲み放題」というメニューはもはやアンチアピールのようにさえ感じられます。たしかに、従ったところで効果を実感できない、サポートも得られないような要請では従う気にもなれないですよね……。

ただ、その一方でウイルスはじわじわと確実にすぐそばまで来ているようです。リアル脱出ゲームでおなじみ「ナゾビル」は、従業員の方が新型コロナウイルス陽性の診断を受けたとのことで臨時休業。ファストフード店などでも「感染者が出たため一時閉店して店内清掃します」という話をちらほら聞きます。

うんざりするようなニュースが後を絶たないこのご時世。とはいえ、状況が改善されない以上、すべてを投げ出すわけにもいきません。苦しい日々が続きますが、みなさまどうかお身体をお大事に。

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