そういえば最近足を伸ばしていないな、とふと思い立ち、ウィルステージ前から茶沢通りを東北沢方面へ。カレーの人気店「パンニャ」がかつてこの近辺にあったというのも、今や知る人ぞ知る歴史なのかもしれませんね……。
何があるのだろう、何もないかもしれない、と思いながら散策していると、どこからともなく香ばしい匂いが漂ってきました。匂いはここから広がっているようです。
「自家焙煎珈琲工房 南乃珈琲船」とあります。コーヒー豆のお店でしょうか。ちょうどドリップバッグを切らしていたので、入ってみることにしました。
店内には壁一面にコーヒー豆がずらり!上段がすべて深煎り、中段左側が中深煎り、中段右側が浅煎りとのこと。深煎り多めの傾向、結構珍しい気がします。個人的には深煎り好きなのでありがたいなあ。
店内奥にある焙煎機でじっくり火を入れ、深煎りにしていきます。もともとご主人も深煎り好きだったため、自然と深煎りのラインナップが増えていったそうです。やはりお客さんも深煎り好きの方が多いそうですよ。
コーヒー豆だけでなく、手軽なドリップバッグも多数揃えています。一般的なドリップバッグは7〜8gのところ、南乃珈琲船のバッグは15g入り。濃厚でコクのあるコーヒーが楽しめそうです。
深煎りの北沢ブレンドと、それを構成するブラジル、コロンビア、パプアニューギニアなどいくつかのドリップバッグを買ってみました。お茶請けに珈琲羊羹も試してみようかな。
するとご主人がカフェインレスコーヒーも1パックおまけしてくださいました。「カフェインレスって薄くて美味しくないイメージがあるでしょう?これ飲んでみて、言われなかったらカフェインレスって分からないぐらいだから」とのこと。コーヒー好きが高じてお店を開くほどの方がおっしゃるのだから間違いないはず。お言葉に甘えて頂いてみようと思います。
それだけこだわりのコーヒーだったらドリップバッグも高いに違いない、と思うでしょう?南乃珈琲船のドリップバッグは1包130円。コンビニや自販機で缶コーヒーを買うのと大差ありません。1包から購入できるので、いろいろ試してお気に入りを見つけるのも良さそうです。
私もひととおり飲み比べて、またご主人に報告しに行こうと思っています。お一人で切り盛りされているようなので、焙煎中など手が回らないこともあるかもしれませんが、声を掛ければ手の空いたタイミングで対応してくれますよ。コーヒーに明るくない方も気軽に訪ねてみてはいかがでしょうか。
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