ランチを食べようと街に出てみると、あずま通り商店街のジンギスカン専門店「Gakuya」で呼び込みをしています。またランチ営業を始めたのかな?
いえいえ、違いました。下北沢でもしばしば公演を行っている劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」による古本屋さん、「遊覧文庫」が間借り営業をしているのでした。
今日はその初日。お昼過ぎにオープンしたばかりで、私がお客さん第一号だったみたい。恐縮です。
店内には木で組まれた小さな屋台が1台。表面、裏面の両方に本棚が積まれています。これらは劇団員の皆さんが持ち寄った私物の本で、古本屋さんのように廉価で購入することができるのです。
本には小さな手紙が。この本を提供された劇団員さんが、この本にまつわるエピソードや思い入れを書いて挟んでくれています。前に持っていた人の思想や生活が垣間見えることがあるのも、古本の面白さですよね。エピソードを読むと、さらにこの本がとっておきの一冊になりそうです。
この古本屋さんは「下北沢のみち」というプロジェクトの一環で、他にも朗読公演や街歩き、秋の盆踊りなどさまざまな企画があるそうです。プロジェクトは23日まで続き、会期後半にはこの屋台が街を移動する予定もあるとか。一部公演は予約制のものもあるので、詳しくは阿佐ヶ谷スパイダースの情報をチェックしてみてください。
久しぶりに演劇が観たくなりました。文化の秋ですね。本を読み終えたら、劇場に足を運んでみようかな!
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