下北沢から和菓子屋さんが消え、甘味処も長くは続かず、和菓子好きとして物足りなさを日々感じている私。あずま通りの「新雪園」脇の階段に週末だけ出るこの看板、ずっと気になっていたんです。
小田急線南西口近くにある小さな日本茶スタンド「ヽTEN」が週末にだけオープンする「おはぎとおしることお茶 茶房ヽTEN」へ行ってみました。だって春限定 桜餅があまりにも可愛らしかったものだから……!
土日の13〜18時、新雪園の上にある「晴 -haru-」を間借りする形で営業されています。
あんこ屋さんが監修するおはぎとおしるこ、そして選りすぐり9種類の日本茶を頂くことができます。日本茶に詳しくない人は銘柄だけじゃ味の違いがよく分からないですよね。私もそう。でもお店の方に尋ねたら、どんな違い、どんな特徴があるお茶かを丁寧に教えてくれましたよ。
香りと苦み、うまみのバランスが良いかわばた園の「上煎茶 やぶきた」に桜餅を合わせてもらいました(1,000円)。「高い」と思われるかもしれませんが、お茶の味わいは自宅で淹れるお茶やペットボトルのお茶とはレベルが違いました! 桜餅とも相性ぴったりです。
ただ、使い慣れない黒文字には苦戦しました。お恥ずかしい……。
一度の注文で3煎(3杯)まで頂けます。一煎ごとに味がちょっとずつ違うの、面白いなあ。
お茶を淹れたら急須の蓋を少し開けておくのがポイント。中で茶葉の発酵が進むのを抑えることができるそうです。蓋を閉じたままにしていたなあ、家でもやってみよう。
外は三寒四温、春の陽気にはまだほど遠いですが、店内には桜の枝が活けてありました。美味しい日本茶と和菓子を頂きながら、ひと足早いプチお花見とは何とも贅沢ではありませんか。
「まだあまり知られていないので、のんびり営業している日も多いんですよ」とお店の方。細い階段を昇っていくのは勇気が要るかもしれませんが、格子戸を開けるとほっこり空間が広がっています。勇気を出して、ぜひ一度訪ねてみてください。
今度はおしるこを頂いてみようかな。ごちそうさまでした!
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