タイトル未定。

雲ひとつない空と小さな胸の燻ぶり

雲ひとつない空と小さな胸の燻ぶり

日本列島を覆い尽くすような巨大で強力な台風19号が去っていきました。去ってみると、前日の荒れ模様とは一転して、台風がすべて持っていってしまったかのように澄み切った快晴が広がっていました。まるで前日の嵐が嘘のような天気でした。

しかし、台風が通ったのは事実。台風19号が残していった爪痕が日本各地で見受けられました。ニュースを見ていて胸が痛みました。みなさまの地域は無事だったでしょうか。

今回私の住む地域は何事もなかったですが、どこで何が起きるのかは本当に紙一重だなと思いますし、ここ数年色んな場所で災害が起きており、自分の住む場所以外の災害や被害も他人事とは思えなくなりました。一刻も早い復旧を願っています。

 

「何事もなくて良かった」というのは結果論で、災害が起こるか起こらないかは過ぎ去ってみないと分かりません。私も食材や水を買い込んだり、ライトやバッテリーを用意したり、シャッターや物干し竿と言った外に出ているものを予めしまったり、お風呂に早めに入ったりしました。

シャッターをしめた部屋で1~2日過ごしてみて思ったことがあります。光を感じられない生活ってしんどいんだなーと。普段は部屋を暗くしても、カーテンの隙間からこぼれる月?の光か何かをうっすらと感じます。普段はその明るさを全く意識していませんでしたが、それを遮断してみて、ほの暗い小さな光だったとしてもそれがあるだけで何故か安心できるんだなと思いました。

光を感じられないと本能的に恐怖を感じるのかも知れません。

台風が近づいて部屋の中が暑くなり、暑いだけなら良いですが、多分気圧の関係でなんとなく体がダルくなりました。頭痛は起きませんでしたが、気圧の変化に敏感な方は頭痛もあったと思います。家で出来ることをやろうと思っていましたがなんとなくやる気も出ず。途中から雨風が強くなって台風のことで頭が一杯になり、他のことに意識を向ける余裕がなくなりました。汗

どんなに文明やテクノロジーが発達しても人は自然と共に生きているんですね。今回のことで改めて思いました。また、これから自分はどんな風に生きていきたいのか?自分はどんな風に社会に貢献し、どんな形で人々を幸せにできるのか?も考えるきっかけになりました。

後者は台風関係ないかも知れないけれど。星回り的にそういうタイミングだっただけかも知れないけど。(14日は牡羊座満月でした、冥王星も順行になりました)

 

誰かの思う幸せではなく、自分が幸せだと思う生き方をする。他人が羨んでも自分が幸せでないのならば、それは本当の意味での幸せではない。人がみんな違うように幸せは人それぞれ違う。そう思います。

自分が良いと思ったものは、他人の理解を得られなくとも素晴らしいものであり、幸せなんです。自分に正直になること。好きなこと、楽しい時間を増やすこと。嘘やマヤカシが通じない世界へと変化しつつあるのかも知れません。

台風が大気中のゴミも塵も雲も全て持って行きました。翌日の日の光が本当に気持ちよかったです。台風は、人々の心にも風を吹かせたのではないかと思っています。台風が過ぎ去った後もなんだかぽかんと気の抜けた私がいました。内側が空っぽになったような。本当に大事なものと要らないものが何か分かってしまったような。今まで自分の気持ちにそぐわない選択を沢山してきたのかもしれないな、という虚無感。

雲ひとつない空に対して、このままでいいのだろうか?という小さな燻ぶりが胸に残りました。

日常では埋もれていても、危機的状況になった時こそ大切なものがクリアになります。大切なのはまずは自分の命(=魂)であって、飾り立てたり大きく見せる必要って本当はないんじゃないか?と。等身大の自分を受け入れているなら、それはいらないのかも知れない。それが正直になるということなのかなと思います。

 

弱さも陰も受け入れて、等身大の自分を愛そう。もう無理するのはやめよう。これからは私の思う幸せを私が選ぼう。私はそう思いました。やっぱり、自分の命を大事にできることで他人を大事にできます。はじまりは自分です。

考えすぎだよ、と言われるかもしれません。考えすぎでも良いです。私はそう感じ、もしかしたら同じ気持ちの人がいるかも知れない、この気持ちはまた日常に消えてしまうかも知れない、そう思ったからブログに綴っておきます。世の中の動きや人々の気持ちの変化に敏感な人っているんですよね。(多分私はそう)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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