今日は金星の話です。
金星は英語でヴィーナスと言います。ヴィーナスはローマ神話では美と愛の女神です。「ヴィーナス=女神」は多くの方に知られていますよね。占星術の世界でも同じく、愛や美の他、喜び、芸術性、物質的な豊かさを象徴します。

金星の年齢域は16歳～25歳頃です。女性なら、ちょうどメイクやファッションが気になり始める年齢に当たりますよね。この時期の女性は若さがあって輝いて見えます。やはり若さは特権ですよね。メイクやファッションの他に、恋愛、スイーツ、レジャー、趣味、人付き合いも金星の担当や象徴です。とにかく楽しくてキラキラしたイメージです。

ただこれは一般論なので、金星と凶星がアスペクトを取っていたりすると、上記の年齢域に辛いことがあったり、楽しく過ごせる時期ではない場合があります。また、年齢域関係なくいまいち楽しいことが見つけられなかったり、その人の持つ女性としての魅力がスムーズに花開かない場合もあります。

 

金星ひとつを取っても、占星術の世界では色んな風に読めるんですね。例えば、その人がどんな恋愛観を持っているのか。オープンなのかカタイのか。また、男性の好みの女性のタイプは金星で分かります。女性なら、その人の女性らしさ、どんな女性なのか、どんな風に愛されたいかが分かります。その星座を活かすことでより魅力が引き出され、ありのままの自分を愛してくれる相手と出会いやすくなります。（これはまた別の機会に…）

金星が傷ついていたり凶星とアスペクトがあると、ハチャメチャだったりドロドロする恋愛にばかりハマッてしまう可能性があります。頭ではダメだと分かっているのに惹かれてしまうんですね。あとは浪費癖があるかないかも読めます。

 

金星の年齢域の女性は、基本的に無条件に可愛がられますし（持っているアスペクトにもよりますが）、何か特に出来ることがなくてもちやほやされます。（振り返ってみると、若さ故に許されたことって、ありませんか？男性もそうかも知れません、年齢域は男女共通なので）若さって本当に強みなんです！笑

いま、パパ活ってよく聞くじゃないですか。あの年齢層を見てもそれが顕著なんです。パパ活をしている女性の主な年齢層は10代～20代前半だそうです。その時期は若さという武器があるので、ご飯をご馳走してもらったり、欲しいものを買ってもらうことはそこまで難しくないんです。20代後半や30代でパパ活をしている方ももちろんいると思いますが、多分元々金星が良い状態であるか、逆にノーアスなのかも知れません。一度見てみたい。

 

20代後半になってくると、どれだけ見た目が良くても、それだけでは太刀打ちできなくなってくるんですね。見た目で全てをカバーできなくなってくる。年齢域が金星から太陽に移ることも関係していると思います。

太陽は人生のテーマ。根幹、その人自身です。何が出来るのか、どんな才能やスキル、内面なのか。そこが問われ始めます。金星の年齢域の気分のままだとどこかイタイ女性になってしまいます。可愛いかも知れませんが、綺麗ではないんですよね。年齢にあったメイクやファッションを取り入れることも大事ですし、内面も豊かに充実させることも大切です。

若い頃はパッとしなかったのに、年を重ねてからの方が綺麗だなと思う女優さんもいますし、若い頃はとっても可愛かったのに、今はなんだか幸薄そうだし品が無いと感じる女優さんも居ます。見た目で人間力を全て計れる訳ではないですが、年齢を重ねるにつれて、内面が顔つきやオーラ、雰囲気に自然と滲んでくる（と思っている）ので、内面を充実させて自立することで、可愛いだけでなく美しい女性になれるのかなーと、私はそう思います。

美しさの勝負は、黙っていても受身でもちやほやされる金星の年齢域を抜けてから、なのかも知れないですね！年齢的、肉体的な若さは次第になくなってしまうので、いつまでもその若さには頼れないからです。

今回はそんな話でした！