お部屋探しのとき、あなたがチェックするポイントは何ですか?立地、部屋数……「何より家賃が気になる」というご意見、ごもっともです。
その家賃にも大きく関係してくるのに「いまいちよく分からない」という声の多い、建物構造。あなたは説明できるでしょうか?ここでおさらいしてみましょう。
いろいろある建物構造
木造、RC造(鉄筋コンクリート造)はよく聞くところかと思いますが、他にもS造(鉄骨造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)など、さまざまな種類があります。これらは柱や梁が何でできているかを表しています。
木造とは
前段の説明のとおり、つまり「木造」とは柱や梁が木材でできている、という意味です。
S造(鉄骨造)とは
SはSteel、つまり鉄ということ。H型鋼や鋼管で柱などを構成しています。
RC造(鉄筋コンクリート造)とは
RCはReinforced Concrete、補強されたコンクリートという意味。コンクリートの芯を鉄筋で補強してある構造です。
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)とは
S+RCで、SRC。鉄骨の周りを鉄筋コンクリートで補強しています。大規模マンションなどでよく使われる構造です。
一般的に木造、軽量鉄骨造の建物は「アパート」、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は「マンション」と分けて呼ばれています。呼称によってもある程度の見分けはつきそうですね。
永遠のライバル? 木造 vs RC造
では、それぞれどんな特徴があるでしょうか。
日本でもっともポピュラーな木造建築。鉄骨やRCに比べ建築費が安価な分、家賃も比較的リーズナブルな物件が多いです。柱や梁が多く必要になってくるため「大きな一枚のガラス窓!」といった造りは苦手かもしれません。
一方、RC造などの物件は大きな窓や広い空間が得意です。ただ、柱が太い分、部屋の形に柱型がボコッと飛び出て多少いびつなレイアウトになってしまうこともあります。また、やはり木造建築などと比べると価格が高くなってしまいます。
音が響くかどうか(遮音性)、エアコンが効くかどうか(気密性)については、「RCなら安心」という一般論もありますが、中には例外もあります。外壁だけが鉄筋コンクリートで、部屋と部屋の間の壁には石膏ボードを使っているというRC造では、つくりのよい木造にかなわないレベルだったりもするのです。「遮音性や気密性でRC造を選びたいけど、この物件、相場よりかなり安い」という場合は確認したほうがいいかもしれませんね。
どちらも一長一短があるので、どちらに住むべきかは一概にお答えすることができません。お部屋探しの際にはどういった要素を重視しているか、前のお部屋で良かったこと・困ったことには何があったか、不動産屋にあらかじめ伝えておくと、きっとあなたの希望に合った物件を紹介してくれますよ。遠慮なく、ぜひお気軽にご相談ください!
LEAVE A REPLY