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SUUMO解析と下北沢の人と物件の流れ

SUUMO解析と下北沢の人と物件の流れ

大変革の真っ只中、下北沢。数年間近くで眺めてきた街です。毎日会っている人の変化はあまり分からないように、毎日のように過ごしている街の変化には意外と疎いものです。でもそういうのって、ふとした時に、妙なタイミングで気付くんですよね。最近色々気付いたので思ったことをまとめてみました。

 

最近のSUUMO解析

最近のSUUMO解析はこんな感じです。

今年の3月は一年前の3月に比べて一覧PVは伸びましたが、詳細PVはほとんど変わりませんでした。一覧PVは検索結果に掲載された回数で、詳細PVは、弊社が掲載している物件をクリックし閲覧していただけた回数なので、詳細のPVが伸びた方が良いです。

でも、反響数は下がってしまいました。(右図)

 

最近の下北沢の物件の動き

今年の繁忙期ももうすぐ終わり。しかし最近感じること。『繁忙期がなくなりつつある・・・?』

以前のこの時期なら、問い合わせの電話がどんどん来て、内見も一日に数件あったりしてお昼ご飯を食べる時間もないくらい忙しい日が続くこともあったのですが、去年の冬から春にかけては物件の動きが悪かったです。うーんでも、この兆候は数年前からあったのかなぁ。

繁忙期でも物件が動かない理由のひとつに、引越しするよりも、現在住んでいる物件を更新した方が低コストで済むということが挙げられます。また、学生さんが実家から通う距離が伸びました。多少距離があっても、トータルで見ると1人暮らしをするより実家から通った方が支出は抑えられます。一人暮らしを始めたり新しいお部屋に引っ越すとなると、やはりある程度まとまったお金(初期費用)が必要となります。

最近の物件の動き方として、繁忙期は消えつつあるものの、一年を通して不定期に突発的に物件が成約となるケースが増えました。繁忙期はサッパリだったのに、繁忙期が始まる前や終わってから、物件がダダダッと芋づる式に成約になることもありました。いつ物件が決まるのか、いつ忙しくなるのか、その波が読みにくくなっています。

問い合わせに関しても、問い合わせがほぼゼロだったのに、ある1件の問い合わせを皮切りに問い合わせが10件くらい続くこともありました。しかしそんな風にモテブームが突然到来した物件がある一方で、ラブコールがひとつもない物件があったり、あんなに人気だったことが嘘のようにパタリと問い合わせがなくなったり・・・。急に人気が出たりなくなったりするあの現象はなんなんでしょう。汗

弊社のみ(もしかしたら私だけ)が感じていることかも知れないですが、最近そんな風に感じています。

 

現在、下北沢は変化の途中

下北沢駅南口が2018年3月25日をもって閉鎖されました。南口の閉鎖は下北沢に馴染みにある人々にとって、かなり大きな衝撃だったのではないでしょうか。

待ち合わせをする人々で賑わいを見せていた南口駅前の風景は人々とともに消え去り、現在の南口は白い壁に囲われ、数週間前まであった面影は全く感じられません。

新しく出来た南西口への案内が大きく記載されています。南口便利だったんだけどなぁ。まだ慣れない。

下北沢大改革はこれだけでは終わりません。なんと2018年冬~2019年初旬には北口も閉鎖予定だそう!下北沢という街はどんどん移り変わっていくなぁ。

南口の次は北口も閉鎖に?まだまだ変わる、下北沢駅

 

日常で感じる、下北沢の人の流れの変化

弊社があるのは一番街商店街なので、今のところそこまで人通りに変化を感じていません。弊社は北口側に位置しており、弊社に来店される方は大体北口から来られることも関係していると思います。

南口にお昼ご飯を食べに行った時に人の流れに変化を感じました。旧南口~ミスタードーナツ間の商店街が閑散とした印象でした。オープンしたばかりの店舗でも店頭で店員さんがビラ配りをしていました。

先日、弊社の店舗を借りている方が来店された時のこと。その物件は南口ではないものの南口寄りにあるのですが、どうやら人の流れがけっこう変わったらしく1時間辺りの売り上げが随分減ってしまったそうです。旧南口前のマクドナルドの売り上げはどうなったでしょうか。

 

南口が閉鎖したあと数週間、駅の構内や道中に警備員さんの姿を見かけました。道に迷ったり混乱した方が多かったようで、警備員さんに出口に関して質問している方を多く見かけました。(そりゃ混乱するよ)

現在はミスタードーナツ近くの電柱にこんな標識があります。南口方面から駅に向かう場合は、ここを左折するのが良いんですね。

ついついクセで南口を目指して真っ直ぐ歩いていってしまいそうです。

この三叉路にタピオカ専門店が1月頃にオープンしたのですが、現在も行列が出来ています。駅に向かう前に立ち寄れるので、この付近の飲食店は出口が変更となったことで利益が上がったかも知れません。

今後も駅の出口が変更されたり駅前の開発が進むので利益の変動は一時的なものかも知れませんし、下北沢での店舗選びは慎重に行った方が良さそうです。

 

そんなこともあって、開発途中の下北沢は、部屋探しの最初の段階のエリア決定時に避けられてしまうのかなと思う節があります。これでも大分整備されましたが、まだまだ街中でフェンス、標識、看板、トラック、クレーン、はしごと言った工事道具類、警備員さんや工事現場で働く人を見かけます。

早く開発が完了しおさまるところにおさまってくれれば良いのですが・・・。

 

変化は怖いもの

変化の途中って、やはり少なからず抵抗や不安があります。人間は恒常的な生き物なので、本能的に変化することを恐れています。変化の途中で、以前の状態には戻れない、でも新しく生まれ変わってもいない中途半端な状態になります。目指した場所へ到達できるのか分からず、『上手くいくのか』、『今後どうなるのか』といった負の感情も沸々と湧いてきます。

でも、変化が始まってしまったらもう元には戻れないものです。自分の意思で引き返すことはできますが、以前と全く同じ状態にはもう戻れません。この世界のものに不変はありません。変わらなければ、廃れ、腐り、時代から取り残されます。また、『やっぱりやめておこう』と元に戻ろうとするよりも、どう足掻いてもどうせ変わるのなら、変わる事実を受け入れて前を向いた方が後悔が少ないと思います。

街の開発と、人間の個人的な内面の変化を重ね合わせることは見当違いかも知れませんが、変わってしまったことを嘆くよりも、変わっていくことで得られるものに目を向けたほうが建設的だと思います。絶対に上手くいく確証はありませんし、もしかしたら変化の後に『昔の方が良かった』と思うかも知れません。でもそれは、変化したことで分かったことです。

変化の途中に不安はつきものですが、私はこの大改革を通して、下北沢という街がより良い街・住みやすい街になると信じたいです。

 

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