最近、事務所の近く、RAINBOW cafe, dining & barやOTO COFFEESTANDのある路地にひっそりと看板が立ち始めました。
何のお店だろう?と近づいてみると、こんな看板が。
ネガティブカフェ&バーモリオウチ・・・! なんかすごい店名!笑
この2階にどうやらお店があるみたい。
もっと近づいてお店の紹介文を読んでみたところ、「ネガティブな人限定」「女性限定」「禁煙」「充電無料」と大きく書いてありました。ネガティブな人限定・・・!だからネガティブカフェ&バーなんですね。
ポジティブな人はどんなお店でも入れるけれど、ネガティブな人は不安で入れないお店もある、だからそんな人たちが安心してゆっくりできる場所を提供したく思い、こちらのお店を開いたのだそうです。でも、ネガティブな時にしか入れないという訳ではなく、ポジティブな時でも元気な方でもウェルカムとのこと。ほほう。
その他「店内結構せまいです、味にこだわっていません、店主は本当につまらない人物です」など、そんなこと言ってしまって良いの?と思うような言葉が並んでいます・・・!看板には、入店してもらうためにお店のウリや良い点を書き記すものだと思っていた、というか、普段そういう看板を目にしていたので、斬新でちょっとビックリしてしまいました。ここまで曝け出せるのは逆にすごい・・・!
やっぱりあまりない謳い文句の看板だったので、詳細が気になった私はグーグル先生に尋ねてみることにしました。すると、店主さんのtwitter(@NEGATIVECAFEBAR)を見つけました。
お店全然関係ないんですが、小さい頃水に入れると大きくなる恐竜🦖のおもちゃ大好きで、先日偶然100均でそれ見つけたのでつい買っちゃったんですよ。
でも24時間たっても思ってたより小さい…。
もっとツチノコの胴体位の大きさになった記憶があるんだけど…
自分が子供だったからそう感じたのかな…。 pic.twitter.com/BmewEDuwqx— ネガティブカフェ&バー モリオウチ (@NEGATIVECAFEBAR) August 21, 2019
そして私は気付いたんです、この店主さん実は面白いんじゃないか?って。
これは「ホイップクリームのせ食パン※店主の勝手なお絵描き付き」です。
ネガティブな人を励ませるように「だいじょうぶ」って書いたのですが、全然大丈夫じゃないのが出来てしまいました…。 pic.twitter.com/NPf9UBI72e— ネガティブカフェ&バー モリオウチ (@NEGATIVECAFEBAR) August 18, 2019
??!
本当に失敗した…
自分用で食べるやつだからいいけどこれはお客様には出せん…
チョコシロップの方が粘度が高くて難しいですね。
犬の絵と「ただしい」とメッセージを書いたけど、犬の顔も馬鹿にしてような表情になってしまったし…
もう一枚食うか… pic.twitter.com/MtBYzsi1aw— ネガティブカフェ&バー モリオウチ (@NEGATIVECAFEBAR) August 19, 2019
私はこのアートにツボってしまいました・・・。店主さんはきっと一生懸命描いているので本当に申し訳ないんですが、衝撃が大きすぎました。デコペンとかで書くと良いんじゃないかな・・・
くそっ…!
難しすぎだろ…
「いいとおもう」も書ききれなかったし。。
でももう2枚(厚切り)食べたし、他にも色々メニューの練習で食べてるからもう腹が限界や…
これからコーヒーの練習! pic.twitter.com/PXQrUDBvsj— ネガティブカフェ&バー モリオウチ (@NEGATIVECAFEBAR) August 19, 2019
なんていうのかな。ウケを狙っているような分かりやすい面白さではないんですが、狙っていないのに人間的なお茶目さを感じて笑ってしまうささやかな面白さです。何度も自作したメニューを自分で食べているのでお腹一杯になってしまったそう。健気で応援したくなります!
あと多分、ネガティブな方ウェルカムって募集しているくらいなので、店主さんもネガティブだと思ったんです。確かに、twitterの要所要所に一見ネガティブに見える発言が垣間見えるのですが、よくよく観察してみると『それでもいいんだ、なんとかなるさ』って気持ちが見えるようで、実は真のポジティブってこんな方なのでは?と思いました。お客さんが来なくても悲観せず、ただ現実を受け止めている感じ。
本当に明るい人って、過去に辛いことがあってそれを乗り越えた人だと思うんです。だから自分の限界を知っているし、ちょっとやそっとじゃ折れないしなやかさを持ち合わせているんですよね、柳のように。そう思うと、悲しみや苦しみを経験するのって辛いし、できることなら避けたいですが、苦しみや悲しみは人間性を大きく優しく広げてくれる大事な出来事なのかも知れませんね。(悲しみや苦しみに飲まれても、いつかそれを自分のものとしてコントロールできると私は思っています)
話が脱線しましたが(汗)、あれかな、「どん底を経験したらあとは這い上がるだけ」って言葉がありますし、そんな感じの宣伝方法だったのでしょうか。
とにもかくにも斬新で興味深いカフェができました。女性限定ではありますが、気になる方は是非お店の扉を開いてみて下さい!
LEAVE A REPLY