スーパーマーケット「ピーコック」をはじめテナントの閉店が続き、閉業・取り壊しが間近に迫りつつある下北沢駅前共同ビル・東洋興業ビル。
大半のテナントが営業を終了している中、依然として営業を続けているコンビニエンスストア「ファミリーマート」でしたが、ついに閉店日が発表されました。
「4月18日(金)8時をもちまして閉店させていただきます」ということです。発表されたということは、日用雑貨類はもう入荷しなくなるでしょうね。割引セールとかあるかな。普段の感覚で「あ、あれ買わなきゃ」と入っても在庫がない可能性がありますのでご注意下さい。
駅を出て最初に目に留まるコンビニで、しょっちゅうお世話になっていました。ここが閉店してしまうと不便になるなあ。ファミリーマートが閉店すると、東口・中央口から最寄りの改札外コンビニエンスストアは「鳴門鯛焼本舗」の裏手、太郎ビルの「セブンイレブン」になります。
隣のブランドセレクトショップ「A’gem」は、こちらの1号店を閉店し、ミカン下北と南口商店街の2店舗に機能を移転する形となるそうです。
結構ギリギリまで営業しているなあ、と思って眺めていた東洋百貨店内の店舗も、クローズしている店舗が大半になっていました。あんなに賑やかだった東洋百貨店が閑散としていて寂しい雰囲気。
残っている店舗も閉店セールを開催していました。ほとんどのお店は下北沢を出て行ってしまうことになるのかしら。あの混沌とした雰囲気は他で簡単に再現できるものではないと思うんだよなあ。
ビル横のバラックに多種多様な古道具を並べていた「Sonora vintage」も、跡形もなく消えてしまっていました。そうか、ビルを建て替えると、あの怪しくも不思議な魅力を放つお店もなくなってしまうのか。
強い喪失感に胸を締め付けられるようですが、老朽化した現状や今後の安全性を思うと、遅かれ早かれ避けられない事態だったのだろう、とも思います。
大丈夫、下北沢は形を変えて何度でも新しい混沌を生み出せる街だから。私はそう信じています。
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